延岡市では2020東京オリンピック・パラリンピックのドイツ選手のホストタウンとして様々な取り組みをしてこられました。その一環として、本校調理科が「GAP食材を使ったおもてなしコンテスト」で最高賞を受賞したのは昨年のことでした。
しかし、新型コロナ感染拡大の影響を受け、残念ながらドイツ柔道選手代表リームの合宿は中止となりました。そんな中、宮崎市で合宿中のドイツ陸上選手団の激励のために宮崎を訪れていた大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館のウーヴェ・メアケッター主席領事が、これまでの延岡市との交流を喜んで下さり、延岡を訪問されました。
メアケッター氏は21日に本校にもおいでになり、本校調理科では「GAP食材を使ったおもてなしコンテスト」のメニューのうち27種類をコース料理にしたててご紹介し、試食していただきました。
高校生の料理に正直なところ、あまり期待していなかったそうですが、実際に試食されたメアケッター氏は「とても素晴らしい料理でびっくりしている。高級ホテルで出される料理のようだ。すばらしい。」と評価され、日本とドイツに向けたレシピ本を作ることを提案されるほどでした。調理科生の卒業生たちが作ったレシピを現在の調理科生が受け継いだものが、日本とドイツの架け橋となることは延岡学園にとっても調理科生にとっても大きな喜びです。レシピ本制作の実現が心待ちにされます。