12月22日（水）11時より、延岡学園体育館にて、調理科の3年生によります「卒業作品展」が行われました。例年であれば中学校と調理科3年生の保護者をお招きして3年間の集大成をご披露するものです。今年は昨年に続き、新型コロナへの警戒中につき、保護者も制限しての実施となりました。
報道各社の取材もある中、3年生21名が制作した2品から4品の料理について、保護者と職員の見守る中、一人一人が自分の手がけた料理の説明をして会が始まりました。先輩から受け継いだ味や完全オリジナル作品、親のリクエストに応えた料理や親の好き嫌いを克服するための工夫など、個性的な紹介が行われる中、共通していたのは3年間の感謝を込めたというもので、どれも絶品と参加者から高評価でした。
参加された保護者の中には、「包丁を使いこなせるようになるか、それすら不安でした。家で包丁研ぎに始まり、どりょくしていましたが、かつらむきの練習を見ていても心配名ばかりで。それが、まさかこれほどに上達するなんて、びっくりです」いう方もありました。
来客の質問に丁寧に応えながら、サーブする姿も凛々しく、さすが3年生という印象でしたが、終わった後には、「緊張しました。でも美味しいと言って下さって、本当に嬉しかったです。」や「僕のも食べて下さい！ まだ召し上がっていませんよね？」と声をかける様子もあり、それぞれ納得の会となりました。
空腹を忘れてのサービスをしていた生徒を、調理科で指導してきた谷本先生が腕を振るった「まかないカレー」が待っていました。準備や片づけの主役は1，2年生。彼らも先輩たちと一緒に賄いカレーを頂くのが楽しみだと話していました。
