去る2月28日金曜日、第53回卒業式が行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大予防の措置として、卒業生とその保護者に本校教職員のみのやや淋しい卒業式となりました。
それでも、厳粛な雰囲気の中、氏名点呼では男女ともすべての卒業生が、力強く自信あふれる力強い返事をし、新たな旅立ちへの強い決意をにじませていました。
校長式辞では、IT時代を生き抜く社会に貢献しうる人材に育ってもらいたいと励ましの言葉を頂き、卒業生を代表して元生徒会長の田代さんが、調理科で葛藤しながら仲間と成長してきたことや周囲の方々への感謝の言葉を述べました。式典が短縮された分、その後の各学級での最後のホームルームでは、ゆっくりと時間を使って、最後のお別れに涙したり笑ったりする風景も見られました。
彼らの進みゆく進学先や企業でも、入社前説明会や入学式の中止が発表されるケースもある中、若干の不安を抱えつつも、それぞれの場所で羽ばたこうとしている生き生きとした表情を見せてくれた卒業生たちでした。