去る11月23日(土)に第8回定期演奏会が開催されました。
第1部。今年の吹奏楽コンクールで金賞と県代表権を勝ち取り、九州大会に出場を決めた課題曲「行進曲~春」と自由曲「バレエ組曲~シバの女王ベルキスより」では、情景描写に優れた本校吹奏楽部ならではの完成度の高い演奏と迫力に観客は魅了されました。
「イーストコーストの風景」では、「シェルターアイランド」では、観光客で賑わった夏とは違う冬の風景の哀愁を感じさせたかと思うと、「キャッツキル山地」では、力強く威厳ある姿を彷彿とさせる演奏で観客をドキドキさせ、「ニューヨーク」では、軽快に都会の喧騒をイメージさせたかと思うと、緊急車両を思わせる緊迫した情景から一気に終盤へ加速していくドラマチックな演奏でした。タクトを振る椛山先生に、高校生の観客から「カッコイイ!」との声もたくさん聞かれました。
休憩を挟んだ第2部では、山脇先生企画演出で、映画「メリーポピンズ」のミュージカル。大人の方には映画の懐かしいシーンを思い出していただけたのではないでしょうか。映画を見たことがなかったという高校生も「楽しかったし、同級生が演じて唄って堂々としていて、改めてカッコイイ! と思った」などの感想を口にしていました。
福岡での大学受験のために、定期演奏会に主演できなかった女子生徒がアンコールの合唱の途中で制服のまま舞台に駆け込んできたハプニングもあり、涙する保護者や先生方も見られました。3年生の最後の演奏会。本当にありがとう。お疲れさまでした。
さあ、来年は、どんな企画で私たちを楽しませ、感動させてくれるか楽しみです。